慶大生が両側の店にホイホイと吸い込まれていく、通称慶大ホイホイストリート(嘘)の中のラーメン屋。
食券を買ってカウンターに座ると、横の大学生2人組が、体育会野球部のヤツらの異次元な頭の悪さについて話し合っている。
暫く黙って聞いていたが、おもむろにそちらを向き、「諸君、そんなことをチマチマとラーメン屋で語り合っているようじゃあ、一生モテないぞ!」と心の中で呟く。
そんな事をしている間にラーメン登場。
ちょっと和歌山っぽい豚魚スープに低加水の細麺。
特に変わった事をしている訳では無いのだが、豚と魚のバランス、濃度、粘度、塩分、油分、全てが丁度良くて気付くと完飲。
こういう、よく分からないけど気付くと完飲ってやつ、ありそうであんまり無い。
カウンターには無化調の表示。
へーー、無化調でもこれだけ旨いなら立派なもんだ。
そこらの前時代的無化調崇拝寝惚味拉麺を出している店主達、ここのを食べて勉強した方が良いぞ。