• 川崎ブラック+ワンタン(1200円)

  • 新丸子駅から三ちゃん食堂を右に見ながら進むと現れる萬福飯店。三ちゃんから萬福に至るこのストリート、なかなか濃いな。

    ディシャップカウンターの上にはデフォルトっぽいメニュー表。壁の至る所に後からどんどん増えていったと思われる特徴的なメニュー。お!水島新司のサインと男岩鬼のイラスト!これはプレミア。
    追加メニューは四川麻婆系と担々系、それと定食が目立つが、異彩を放つのが“胡椒湯麺”と“川崎ブラック”。
    これは両方食べておかなければいけないやつだな…迷いに迷って川崎ブラックにワンタンを追加。

    これは、旨じょっぱい働く男の為のラーメン!
    工業地帯だった名残を感じさせる味!
    メタクッソ旨い!

    焦がし醤油でかなり濃い色のスープは醤油に負けない深い旨み。しなやかな細麺、しっかり噛みごたえチャーシュー、ほうれん草、全て纏っている。スープに安らぎを与える温玉。いつ崩すかは悩みどころ。
    メニューには無いワンタン追加は大正解。

    富山ブラックのように川崎ブラックというジャンルが存在するのか??聞いた事無いけど。

    横の男性客に大盛の五目炒飯が届く。
    女将さんが「うち、量が多いから残して持って帰っていいからね!無理しないで。」
    何と優しい…
    ファミリー客の子供には「沢山食べて偉かったね!オモチャあげるから。」
    更に優しい…

    お客さんを想ってどんどんメニューをふやしていった親父さんと、優しすぎる女将さん。
    最強夫婦のタッグで労働者の胃袋を満たし続けている。

    当然、胡椒湯麺は宿題リストに優先順位高めで追加。

    萬福飯店、二人の想いが込められた良い店名だ。