• ラーメン(720円)

  • 午前の打合せが延びてしまい、昼飯食えないまま16時にやっと解放。
    ラーメン食うなら通し営業の店しか無理だな…って事で以前から気になっていた家系?のこちらへ。

    この時間は流石に他の客無し。職人感強めの店主とマンツーw
    餃子を頼み、リーチインからセルフで黒ラベルとグラスを取り出す。
    程なくして出て来た小ぶりな餃子、激旨!
    この店主、餃子焼く時の所作もバッチリ決まっていたものな…ラーメンへの期待も高まる。

    店内に流れるAMラジオを聞きながら、餃子とビールで暫し脳内を空に。ネギを切り続けるオヤジ。

    餃子が残り一つになった所でラーメン注文。
    麺上げの所作も無駄がない。
    出てきたラーメンは全体が海苔で覆われて、俺のラーメンは映えとか関係ねぇぜ!と全身で主張しているかのよう。

    個人的には出て来た状態で画像を残すルールなのだが、悩んだ挙句海苔を開ける事に。

    ん?乳化度が家系とは全然違う。
    一口啜ると、完全に家系とは別物で直系よりもさらにシャバい。
    獣感強めの微乳化のスープは塩味、甘味、化調感全て強め。食べた事あるようで唯一無二の中毒性のある味。
    あえて普通で頼んだ麺もスープとよく合う中太縮れで、色の薄い優しい食感。

    こういうのもあるのか…

    厨房の奥に、ローラーめん棒が見えたので、帰り際に「ここで打たれてるんですか?」と店主に聞くと、「22年前に自家製に切り替えました!」と笑顔で返答。堅物の職人タイプだと思ってたら、凄く人当たり良いのね。
    「食べた事無い感じで美味しかったです!」と伝えると「元々は家系なんですけどね。いろいろ変えていったら今の形になりました。」との事。

    近くに近藤家もあるし、家系で真っ向勝負しても共倒れの可能性あるからね。
    女性や高齢者にも受け入れられるように少しずつ変更して行ってこの形に辿り着いたのかな。
    家系をベースにオリジナルの味を作って30年近くこの立地で続けてるって、実は凄い店なのかもしれない。

    ガラパゴス進化的清湯家系。