日本式担々麺の系譜を巡る旅⑥ 広島汁なし担々麺
いっとき五反田に広島汁なし担々麺の元祖とされる“きさく”が出店してたんだけど、いつの間にか閉店してた。あればそっちに行ったのだが仕方ない。
って事で、“きさく”“くにまつ”と並んで広島では三大汁なし担々麺と並び称されるキング軒へ。
AIによると、“きさく”が元祖、“くにまつ”が中興の祖、“キング軒”がブームの立役者、というポジションらしい。へーーー。
食券を買ってたまたま空いていた1席に座る。
なんか厨房内の動きが静かだな…と思いよく見ると丸亀製麺みたいな自動湯切り器があり、淡々と汁なし担々麺を仕上げている。
湯切りのアクションが無いだけで雰囲気は変わるものだ。
出て来た一杯は、麺にタレと挽肉、刻みネギのみでかなりシンプルな見た目。
唐辛子の赤みが殆ど見えないのに担々麺と呼ぶのは若干の違和感。
目の前には『食べる前に必ず30回以上混ぜる』の注意書きが。
そーか、そーか、納豆みたいに沢山混ぜる程美味しくなるのか…と、言われるままに混ぜ混ぜしてみると、なるほどタレが減って来る。
単に麺に絡まっているのと、低加水だから麺の表面に吸収されているのもありそうだ。
焼肉とかお好み焼きとか、未完成な料理を提供して客が仕上げるタイプ。いや、広島のお好み焼きって客は焼かないのかな?
一通り混ぜて一口啜る。
あーーーなるほど。このタレ旨いや。
スナックみたいな軽さなんだけど、ちゃんと食事として成立している。
陳建民を経由せず、成都の担々麺を直接アレンジしたような珍しいタイプ。
このシンプルな構成要素でこまで持っていけてるのには感心。大盛りにしたらきっと後半飽きるから、半ライスと追い山椒で〆るのが良きかと。
にしてもこの商品、原価率考えたらメチャクチャ儲かりそう。
味云々よりビジネスモデルとして勉強になったなぁ…