• 特製ワンタン麺 醤油(1400円)

  • 超久しぶりの二階堂さん。

    味噌はとっくに今季終了している。

    かつてとメニュー構成が変わっているのは、引越しされてから。
    だから、基本的な味わいの構成が若干変わっているのは分かっているつもりだったけれど、慣れないうちに、長期の間が空いた。

    時間を呼び覚ますような一杯。

    「ののくらさんはご存知でしたか?」
    ちょっとドキっとした。
    「白岩さん、食べに来てくださったんですよ。」
    話の流れから、去年の年末から今年の初めにかけてのようでした。いつ来られたのですか?と尋ねることさえ忘れていた。
    「お返しじゃないですが、うちで働いてくれている連中と亀有に食べに行きました。」

    同い年だそうです。
    最後の客だったので、ののくらさんや白岩さんの話になりました。
    こうして、多くの方々の記憶に深く残り刻まれ、語り続けられる、という事の特別さをひしひしと感じる。



    白岩さんへのオマージュの一杯には、実に多くの、これからのラーメンの世界を支えて下さる方々が名前を連ねていらっしゃいましたね。

    行けなかった事を残念に思います。そこに連なったお名前を拝見していると。更にそう感じたりもします。
    と同時に、行かなかっただろうな、とも思う。朝から特別な営業が、最後の営業があるという事を知ったとしても。

    「きみは、ののくらさんの中華そばを食べた事があるかい?」
    5年、10年後に、そうして間違いなく語り続けられていると思う。