何となく視界の片隅には入っていたものの、スルーし続けて来た店。
そうか、敦賀ラーメンの店かのか、そして建物の建替えにより一旦閉店するのか…
常連の方々には申し訳ないが、一過性の興味本位により入店。一応私のDNAの1/4は福井の血なので…まぁあんまり関係ないか。
カウンターのみ隣同士キッツキツの店内。1つだけ空いていた席に座る。
中華麺を口頭で注文して待つが、横の常連イケオジ風がビールを片手に店員に話しかけて兎に角うるさい。
要約すると、「おれは才能があったから練習しなくても野球もサッカーも誰にも負けなかった。でも練習を続ける才能が無かったのでプロには行けなかった」って話しをずーーっとしてる。
あまりにしつこいので、「あー、そうなんですか、すごいですね死ね死ねば死ね…」と電磁波を送り続ける。
ラーメン到着。話し続けるイケオジ風にイライラを募らせなが、啜り始める。
うーん。ウマウマのド化調。これが敦賀ラーメンかぁ。
なんかビジュアルが全体的に神々しい黄金色を発している。麺に含まれるフラボノイド色素と鶏油の黄色、丼の真鍮色の柄もそれらを引き立てている。多分。
遅ればせながらこのお店の、お前ら旨けりゃいいんだろって姿勢は賞賛に値。
閉店じゃなく移転って事で良かった。
私が帰る時もまだ彼の武勇伝は続いていた…