• 手打中華そば(醤油)(850円)

  • 3年来の悲願が叶い今回の訪問。
    持つべきものはラヲタの友だち。

    湖畔に佇む年季の入った建物、目の前の奥多摩湖の水位はちょっと心配になる位低く岩肌が剥き出しに。水不足を実感。

    さて、のんきやと言えば『醤油清湯なのに熟成臭』で有名だが、その真相を体現する時がやっと来たのだ。
    入口の階段で行列に接続。館内に入っての感想は、古い建物特有の鄙びた臭いと、冬の灯油ストーブの残り香、それらの中にはっきりと感じるスープの熟成臭…うん、期待が増す。

    待つ事暫し。小上がりに案内され手打中華そば(醤油)、850円也を注文。
    眼前の奥多摩湖の絶景。今は緑が濃いが新緑や紅葉の季節や雪景色と全く表情を変えるのだろう…なんて考えているとラーメン到着。

    おぼろ昆布のような薄っい海苔はご愛嬌。ナルト2枚は珍しい。
    太さがまちまちな手打麺は食べていて楽しい。少しだけ入っているちょっと太い麺を見つけた時の小さな喜び。

    で、スープを啜った後に鼻から抜ける想像を遥かに超える熟成臭。
    マジか…これ醤油清湯だよね?
    呼び戻しで作ってるのか?いや、長期間にわたる継ぎ足しなのか?
    寸胴をみやじまで混ぜるところを是非見てみたい。底に数十年分の地層でも出来ているのでは無いかと少し怖くなるが…

    個人的にはかなりブッ刺さった、ラーメン好きなら人生に一度は経験すべき一杯。