今日は沖縄最終日。
そして昼からは半日フリータイム!
という事で昨日の磯部さんのアドバイスを参考に「有名店で修行した後、沖縄で独自の進化を遂げた店」をテーマに那覇市内でラーメン店巡りを敢行。
まずは支那そばかづや出身で、『支那そばかでかる』の店主が昨年立ち上げた『LangTang(ランタン)』へ。
場所は松山の歓楽街と泊港の中間あたり。
オープン当初はラーメンを再構築した15,000円のコース料理一本勝負(完全予約制)という無謀な挑戦を始めた事で話題となった店。
昨年の来沖時は流石にこの金額は…と躊躇したものの、最近ではランチも始めたとの事で今回訪問。
流石にねー、15,000円のコース料理だけじゃ採算取れない。
川沿いのグレーに塗られた古い建物の細い階段を登り店のドアを上げるとスタイリッシュな空間が開ける。
もう、なんか、すごいスタイリッシュ…
カウンターに座り軍鶏そばを注文。調理を進める店主を眺めるが所作の一つ一つに見せる丁寧さ。只者じゃない感…
提供時も一旦カウンターの奥に、お盆、どんぶり、れんげ、箸の構成の美しい全体像を景色として見せてから、客の近くに寄せるという小憎い演出。これ絶対ワザとやってるよなぁ…
で、肝心のラーメンの味なのだけど、へー、こんなレベルのが沖縄で啜れるんだぁ、と思わず感心してしまうレベル。スープは軍鶏の物量と技術、全体としての仕事量をちゃんと感じる完成された一杯。
ここの店主、マーチャンダイジングの細部に渡る拘りと、仕事に対しての熱量がとにかく凄い…
帰り際、「美味しかったです!昨日磯部さんに勧められて来ました!」とお伝えすると、「ありがとうございます!そう言えば昨日もそんな方がいらっしゃいました。」とサングラス越しに爽やかな笑顔。
気難しい感じかと思ってビクビクしてたら、性格もいいんかいw