• 限定カニ味噌和えつけ(2000円)

  • これでもかこれでもか、とカニ味噌まみれの和えつけそば。一緒に和えられたい、と強く思った私は異常なのだろうか。
    要の塩に参戦できなく打ちひしがれていた自分を奮い立たせてくれたのは、他ならぬ篠原さんだった、遅めの短い告知。それで充分だった。

    オマールブルーのつけ汁付きで、それにつけるのも2~3度試してみたが、これは絶対圧倒的に、和えそばとしていただくべきだ、と思った。
    何と贅沢で、おいし〜のだろう‼︎ 要の塩に間に合わなかった寂しさ悲しさ悔しさ無念さが全て吹き飛んでしまいました。

    こういうのがいただけるのは、後は、水戸の先崎さんだけでしょうか⁈ とにかく圧倒できでした。味のデザイン、レイアウト、全体的なまとめ上げ方が派手ではないのに秀逸。味わいのスケッチ、デザイン、書き出し、プレゼンテーションが、なるべくしてなって行く。派生して行くのが想像してみても楽しい。

    6食のみ、というので意を決して出かけ、40分弱前に到着も、先客がいらっしゃった。お一人。ああ、間に合って良かったと思っていると、その方が「オープンは18:30なんですね?」と尋ねられた。そうです、と答えると、何か考え込み立ち去ろうとした。良いんですか?と聞くと、はい、とのこと。
    期せずして、ポールポジションへと。でも私は先頭一番というのが嫌なのです。何て言えば良いかわかりませんが。

    2019年の要の塩の一杯目を異国からの羨望の眼で見ていて、帰ったら一杯目は、篠はらさんで醤油をいただこうと考えていた。篠原さんの醤油は定期的に頂いてその進化を、真価を楽しみたいと常々思っているので。すると、今日の告知。

    今年の一杯、の候補に入れさせていただきました。あの麺がカニ味噌によく合っていますね。いつもなら、200gでも多いと思うのに、今日の220gをいただいて、もう少しあればなあ、と思いました。ミニめし付きだったのですがね。

    当然、オマールブルーのつけ汁をかけていただきました。誠に贅沢なスープめしでした。

    篠原さんとも話ができて、開店前も含めて、その時に要の塩をいただけなくてとても残念でした、と言うと、篠原さんは「まあ今晩の一杯を食べてみてください」的な事を仰った。何かぴーんといました。12月の時の様な。嗚呼、この事だったか、とひと口いただいて、全的にわかりました。
    誠に幸福なひと時を過ごすことができました。
    ありがとうございます。