• 和風柚子焼豚麺

  • 有楽町交通会館の地下から出るかな、なんてそれは勿論このお店目当てでしかないわけで。

    行列少ないチャンス!とか思ったものの、角を曲がると5人いた。。でもまぁまだマシかなと。

    カウンター7席だけのお店。幅50cmもない狭い厨房スペースに店名さながら(失礼)しわくちゃな顔のおじさん。フニャフニャモニャモニャと喋りながら麺を作ります。コンビの今日はおじさんも歳かさの方です。

    1人で麺を作り配膳と片付け、カウンターへの案内をしていて、相方はずっと洗い物をしています。

    そんな異様な見慣れた光景。

    銀座エリアに店舗ができたけれど、やはりこの異様な光景はここでしか。出てくるラーメンが良いだけに異様さが際立ちます。

    さて、今日も和風柚子焼豚麺。トッピングを変えるか、くらいで味の選択肢は狭いですが、それを求めて人は来ます。老若男女が集うラーメン屋さんも珍しい。

    ハーモニカサイズの焼豚は捨てがたく。毎回焼豚をオーダーします。焼豚は肉質が締まっていて、脂身に沿って箸で縦に半分にしたものをパクっといきます。ささくれた感じに割れる焼豚。

    さて、来た麺は厚切り焼豚3枚の上に緑の柚子の削り皮が載っています。とてもいい香り。このラーメンは関西の人に食べて貰った時も好評でした。というのもお出汁のラーメンだから。

    柚子に三つ葉にネギ。お正月のお澄ましの雑煮を想起させます。にゅうめんと言ってもあながち過言ではないです。もう少し麺に硬さと主張があるだけで。

    そんなさっぱり系のラーメンにヘヴィーオブジェクトが載っている。それは前述の焼豚。肉質が締まっているので食べ応えがかなりあります。チャーシュー麺にすると厚切りが3枚になりもう構造物と言った感じ。

    半分になったゆで卵もなんだか美味しい。

    相変わらずおススメのラーメンでした。焼豚麺にすると途端にヘビーになるのでそこは注意かも。お客さんの回転は早めだと思います。