• チャーシュー麺、刻みネギ、味玉、メンマ

  • 渋谷にいましたが寒いので早めに撤収することにして。途中の駅まで自転車で来ており、帰りに早稲田通りへ。というのも、ここにちょっと駅から遠いお店があったから。タイムラインで見たのか、気になっていたお店です。

    行ってみると、横に開く扉の前にカウンター5席のみ。その前に厨房があり、お坊さんみたいな丸坊主の主人が釜で麺を茹でています。

    とりあえず、横の券売機でチャーシュー麺を。味玉、ネギ、メンマが全部50円なのでこの3つを足してみました。

    ラジオが流れていて、司馬遼太郎さんの忍者の話が淡々と朗読されています。目の前は早稲田通りの喧騒のはずですが、全くそれを感じないとても静かな場所。

    丼が出てきました。チャーシュー麺ベースだからか、中は結構にぎやかな感じです。(チャーシューだけは残念。みっしり硬いばかりで増やす必要はないかもです。)

    巨匠じゃありませんが、眉がピクリと動いたのはスープを飲んでのこと。これは懐かしい感じのする東京ラーメン、中華そば、そういった形容がしっくりくるラーメンです。これは最近珍しいようにも思います。とても美味しい。

    あと、日頃適当なことを言っているのではないつもりですが、ここでは真逆のことを考えました。ここの麺は嫋(tao)やかで、どれだけのびても構わない。そういうもの。そう思いました。日頃は固め至上主義なのですが。

    またここはスープがぬるめ。しかし、ここではこれがベスト。そう思いました。以前はアツアツじゃなきゃ、なんて書いたこともあるのですが。。何故かここでは違いますが、それも素直な感想です。ポリシーが変わるくらい、とてもいいラーメンです。

    場所が離れているのでこれだけの席数でも足りてしまう。やりくり的には大変かも知れませんけれども、それも良いところだと思いますので変わらず素敵な東京ラーメンを提供して貰えたらと思います。