• 特製タンタン麺 B(1100円)


  • 日本式担々麺の系譜を巡る旅① 小田原系担々麺

    ふと思ったのだけど、餡かけや卵とじ系の辛い麺料理って、一発当てるとデカいよな…
    地方を代表するご当地グルメにでもなれば、三代先までお家安泰。一寸先は闇の政治家なんかよりよっぽどいい商売。

    パッと頭に浮かぶ系統としては我らが川崎市民のソウルフード、ニュータンタンメン、そして小田原系担々麺に宮崎辛麺…
    それと忘れてならない川崎市宮前区と横須賀に展開している北京照栄系の担々麺。
    これらを集中的に食べてみれば、何となくそれぞれの繋がりが見えて来るのでは?と思い、突発的に小田原系担々麺発祥とされるこちらへ。

    小田原の市街地よりはかなり北、国府津駅から単線の御殿場線で足柄平野の際をコトコト上り、上大井駅へ。そこから更に15分程歩くと年季の入った看板が見えて来る。
    店内に入り風除室のような待合スペースで記帳。既に15時を回っているのに前待ち2組。
    10分程でテーブル席へ。回転は良い。

    如何にも人気店といった家族経営で活気ある店内。男は厨房。女は接客。
    特製タンタン麺をB(一般向き辛さ)で注文。

    暫し待って出て来た一杯は餡の上に麺が乗るという予想外のビジュアル。
    こうするのかな?と、丼の底から餡を掬い上げるように全体に混ぜる。
    餡が絡んだ麺を頬張ると口全体に広がる甘味、その後じんわりと辛味。

    なるほど。この甘味に秘密がありそうだ。
    日本人は甘い餡を何かに絡めて食べるのが本質的に好きなんだと思う。甘辛と甘じょっぱさの違いはあれど、みたらし団子的魔力。
    餡と麺の位置関係は逆だし具材も違うが、梅蘭の辛口の辛い餡を纏った麺を思い出した。

    挽肉、唐辛子、搾菜の入った餡という部分は北京と共通だが全然別の食べ物だなぁ。
    でもなぜか定期的に食べたくなる気持ちは理解出来る。